◆バウリンガルと、自然の話
犬の鳴き声を日本語に翻訳する、アレ。私は犬を飼っていないから、どんなもんなんだろ~とレビューを見ていたけど、低い評価をつける人の意見に、こんなものがあった。
「実際と違う翻訳になっている!」
すごい。違うって分かるのがすごい。
ソロモンの指輪じゃないけど、いつの日か、本当に動物の言葉が分かる人が出てくるかもしれない。そうなったら職業に、犬の通訳だの、鳥の通訳だのが追加されるんだろうな。
夢があるけど、ちょっと怖い。
牛やニワトリの声が聞こえるようになったら、どうなっちゃうんだろう。人間の食生活も変わってくるんだろうな。
……とか書いたけど、「自然」の対義語が「人工」である時点で、「人間が命を奪うこと」が特別視されてる気がする。
シマウマを狩るライオンを裁けるのか。ライオンが気まぐれで、シマウマの肉を残したら罪になるのか。
バウリンガルの事を考えていたのに、肉食の話になってしまった。
もっと大きな話をすると、人間がビルを建てるのは「人工物」で、ビーバーがダムを作るのは「自然の物」にされるのが、ずーーーっとおかしいと思ってたんだよなあ。
このテーマについて何年も考えているんだけど、まだ答えが出てない。もっと考えを深められたらしっかり言葉にしたい。
どうでもいいけど、今日は28日。28日なんだよ~。(遅くなった)